スーパーカーとの「ゾくゾく」するような暮らし。エキゾチック・カーjp

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Special Thanks!
今回協力してくれたお店

シティマリーナ・ヴェラシス
【神奈川県】

東京湾という恵まれた立地条件。静穏度の高い海域。緑豊かな自然環境、澄んだ水、そして、充実した機能。
毎年行われる多彩なイベントや、マリンライフをサポートするきめ細かなサービス、そんな魅力の詰まったヴェラシスさんに足を運んでみてはいかがでしょうか?

City Marina Velasis

〒239-0824
神奈川県横須賀市西浦賀4-11-5
TEL 046-841-2138
FAX 046-844-9572
e-mail marina@velasis.com
営業時間 9:00〜17:00
定休日 火曜日

お店の詳細はコチラ
 
EXOTIC-CAR LIFE
EXOTIC-CAR File.02 City Marina Velasi
半日自由な時間が持てたなら、貴方だったら何が出来ますか?もしそんな贅沢が許されるのなら、思いっきりエキゾチックな風を感じてみませんか?青い空と青い海の元で。

突然、顧客からプレゼンのドタキャン。明日の午前中の予定が消える。今日はもう、止め止めと頭の中でつぶやき作りかけの書類をファイルに戻しているとき、画面左隅のアイコンに目が止まる。
ファイル名Velasis
次の瞬間には一切合切脳味噌をリセットしてそのファイルを開くと、たちまち俺の頭の中にはエキゾチックな海の風が吹き込んできた。
“構うものか”今度は心の中で叫び、明日の予約を確認し予約表をクリックしていた。

車はオープンカー。街から離れる時ぐらいは風を感じたい。そんな思いが人生のチョットした贅沢を導いてくれる。翌朝、環八から第三京浜に載り料金所や合流の渋滞を抜けるともう狩場のインターチェンジだ。横横道路を横須賀方面へハンドルを切る。六ッ川の料金所を抜け別所、日野、港南台を過ぎると三浦半島の自然豊かな丘陵地帯に入っていく、オープンカーに乗っていて本当に良かったと思える瞬間、緑の中のロード・セーリング。贅沢な時間。そのままアクセルを踏み込めば浦賀のインターだ。朝早くに出たので渋滞らしい渋滞もなく一時間以内に着いてしまった。
マリーナに近ずくとまず目に飛び込んでくるのは60フィートの船をマストを立てたまま収容できる6階立てのビルに匹敵する修理工場。そしてその周りだけがどこかの南国のような雰囲気の道沿いに大きなアンカーと看板、旗が見えたらシティマリーナ・ヴェラシスの入り口だ。さすがに、ウイークデイの朝早く、駐車場は俺の車以外には見あたらない。隅に車を止めようかと思ったが、堂々とクラブハウスの真正面へ。早速、受付へ行き予約を確認してもらい出航表に記入する。
手続きをしてもらってる間に横の気象モニター確認、問題なさそうだ。船の準備の間に受付の正面にあるレストラン・クリッパーへ。始めたばかりというモーニングサービスを頼むことにする。このレストランのテラスからの眺めは海に出なくても十分に和ませてくれる。コーヒーを飲みながら眺める船の出航、入港は何回見ていてもあきないし心が揺さぶられる。いつも何故だろうと考えてしまうが答えは見つからない。
ボン・ヴォヤージュというフランス語がある、良い旅をという意味で使われるが本当は良い船出をだ。出航する船を見ていると、つい心の中でつぶやいていた。さぁ、次は俺の番だ。
IDカードを桟橋入り口のスロットに通してゲートをくぐり、桟橋に降りて行くと、26フィートの日産ウイング・フィッシャーが待っている。ライフジャケットを装着し、船に乗り込みエンジンルームのメインスイッチをいれ、キャビンへ。車と同じようにキーをひねってエンジンを始動。船を動かすのに必要な装置は正面の舵輪と右手で操るスロットルだけ。前へレバーを倒せば前進、中央がニュートラル、後ろへ引けば後退といたってシンプル。マリーナのスタッフに見送られて、出航だ。
今日の目的の場所は剣崎の西20キロの地点、なぜか、それは陸から20キロ離れると360°水平線と空しか見えなくなるからだ。フルスロットルで1時間も走ればそのポイントに着ける、GPSで現在位置を確認、到着。これのおかげで本当になにも考えずにすむ。エンジンを切り船首へ行き寝転がる。もう何もしない、何も考えない、ただ頭も心も真っ白にするだけだ。
ふと気づけば太陽がずいぶん高くに上っている、昼前と見当をつけ、キャビンに戻りエンジンを始動、GPSをセットしヴェラシスへの帰途へつく。

午後1時過ぎには会社の自分のデスクのパソコンの前に座っていた。そして、その画面の左隅には今日もファイル名Velasisのアイコンがある。

 
 
受付で出港の手続きをとったなら必ず確認したいのがこの天気予報のモニター。海上の天気はテレビの天気予報と同じとは限らない。一枚百円でプリントアウトしてくれる。
ヴェラシスのマリンクラブは驚きの料金システムを用意している。
釣りをする人にはたまらないであろう、レンタルボートクラブのコースと、セーリングを楽しみたい人には、ヨットレンタルクラブのコースが用意されている。どちらも法人会員のコースの方がお得。レンタルボートクラブが年会費35万円。ヨットレンタルクラブが年会費50万円。ただし、入会金はない。まずこれが驚き。そしてどちらも、土日休日の割り振りは年間12日と決まっているのだが平日、予約のない土日休日なら3日前から予約が可能。つまり、空いていれば毎週クルージングに出かけることも可能だ。
そして当日にかかる費用は駐車場の一日千円の料金と使った燃料代だけ。何人で行ってもビジター料やその他の費用はかからない。ここに、まだ一般に盛んではない日本のマリンレジャーの底辺を支えたいというヴェラシスの信念が見て取れる。
お薦めは地元の魚を使ったその日のお任せランチ。ここのテラスで食べれば、気分はもうヘミングウェイも同然。朝9時からのモーニングセットも見逃せない。
三浦半島の周りは絶好の釣りのポイントだらけ。後は、貴方の腕と大きなクーラーボックスが有れば問題なし。船を房総半島の沖にだせば、本格的なトローリングだって楽しめる。
商船大学を卒業にして現役のヨットマンでもある末長氏がマリーナVelasisの部長である。その経験を物語る潮焼けした顔に大胆な笑顔は、まさにキャプテンと呼びたくなる海の男だ。
今回のモデルとなった車両はAMG SLK55、SLKのKは独語のクルツ、英語のショートに当たる。
その名の通りショートボディに5.5リットル、V8DOHCエンジンが詰め込まれている。
海辺のワインデイングロードをオープンエアーで楽しめるエキゾな車。
編集後記
今回のエキゾライフの話は勿論、創作である。でも、こんな物語が出来てしまうくらいマリーナ・ヴェラシスが魅力的だという事。
最初は紹介したマリンクラブに入会し、レンタルのボートやヨットで海の楽しさを知り、その後船を購入するオーナーも多いそうだ。うーん納得。
それもそのはず、このマリーナではクラブだけでなく新艇や中古艇販売、修理メンテナンス、船の管理保管、マリンショップ、レストランとマリンライフのすべてが詰まっている宝箱のようなマリーナなのだから。